参考記事:<都立中高一貫校>適性検査の特徴・内容と対策
https://toritsu-chugaku.com/kensa/
私立中学の受験対策で育たない力
最初に、算数の特殊算のような、小学校の指導要領を超える発展的な問題への対策は、
圧倒的に私立中学の受験対策が上です。
(都立中高一貫校では、あくまでも小学校の指導要領の範囲に限られています)
また、都立受検の適性検査Ⅱ・Ⅲで出題されるような、
理数系+社会の知識の組み合わせ、教科を横断してグラフや資料から分析し、
答えを導く問題は、適性検査型問題として私立中学の受験でも出題されており、
大手進学塾でも十分に対策が図られています。
大手進学塾の都立対策で欠けているのは...適性検査Ⅰへの対策です。
作文と長文の記述問題対策、特に作文対策は不十分です。
そして、厄介なことに都立中高一貫校では作文を重視しています。
都立中高一貫校(都立中学)受検に必須の作文対策
各都立中高一貫校(都立中学)が作文を重視する理由は、
自校が育成すべき人物像への適性を確認するためです。
都立中高一貫校(都立中学)では、リーダーの育成を掲げています。
これは各校の出題の基本方針にも反映されています。
例えば...
・豊かな感性、主体性や創造性など、リーダーに求められる資質・能力をみる(小石川)
・数理的な分析を行い、総合的に考察する力や問題を解決する力、リーダーとして計画する力等をみる(武蔵)
・文章を深く読み取り、社会的リーダーとして必要な、他者の心情を理解する力、自分の考えを効果的に伝える力をみる(三鷹)
リーダーの資質を検査(適性があると判断)するためには、
受検者が、ある問題に対して明確な考えを持ち、相手にわかりやすく説明・納得させられるかを見極めたいからです。
そして適性検査(受験)の中では、与えられた課題を分析して自分の考えを相手に効果的に表現できるかを確認するには作文が最適です。
大手進学塾の通塾者におすすめの作文対策
ただ、作文の力は一朝一夕にできるものではありませんし、長文読解を含めて45分という極めて短い時間で回答しなければいけません。
作文こそ、対策の有無で大きく点数が変ります。
作文の書き方・技法を学ぶことはもちろん、書き方・技法を定着させるため+思考訓練としての演習は必須です。
塾の単科コースで作文演習をするのでもいいですが、時間が取れない場合や都立中高一貫校にフォーカスした作文対策なら通信教育、Z会の専科「公立中高一貫校作文」がおすすめです。
Z会をすすめる理由
端的に言えば、教材が都立受験にきちんとフォーカスしていて、結果も出ていることが挙げられます。
下は小石川中等教育学校と両国高校附属中学校の各塾の合格実績
ena、早稲田進学会といった都立中高一貫校向けの塾では、適性検査Ⅰの作文対策を行いますが、大手進学塾では作文演習の絶対量がどうしても足りません。
(100回/年の作文添削をする都立特化塾もあります)
それを通信で補うのが現状ではベストです。
Z会では、小学5年生と6年生向けに都立受検対策のカリキュラムが組まれています。
大手進学塾に通塾している方は、専科の「公立中高一貫校作文」だけを受講すればいいかと思います。(適性検査の対策をしたい場合は「公立中高一貫校適性検査」も受講)
下から資料請求すると、教材サンプルがもらえます。まずは自分の目で確かめてください。
「資料請求」→5年生・6年生の「公立中高一貫校受検予定のかた」
<参考:Z会だけで受験する場合のモデルケース>
【5年生】
・小学生コース本科国語・算数・理科・社会のハイレベル
・専科「公立中高一貫校適性検査5年生」「作文5年生」
国立・私立中学併願の場合は、本科のハイレベルを中学受験コースに変更
【6年生】
・小学生コース本科国語・算数・理科・社会のハイレベル
・専科「公立中高一貫校適性検査6年生」・「公立中高一貫校作文6年生」
国立・私立中学併願の場合は、本科のハイレベルを中学受験コースに変更