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<両国中学・高校>併設型 都立中学改革の試金石に

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両国中学・高校が都立中高一貫校 改革の試金石になる理由

都立中学・中高一貫校の中で、今後数年単位のスパンで注目しているのが、両国高校附属中学校(以下、両国)です。

 

両国中学(両国高校)というと...東京東部、下町の進学校。芥川龍之介をはじめ作家の卒業生が多い。両国という名前なのに最寄り駅が錦糸町...という印象があります。

 

「なぜ両国に注目するか?」の前に、現在の都立中高一貫校の主な実績を見てみましょう。

 

都立中高一貫校の進学実績

<2018年度主要大学合格者/卒業生割合>

卒業生東大
京大
(%)主要
国立
(%)早慶(%)
小石川155149.0%2415.5%8756.1%
武蔵193147.3%189.3%6533.7%
桜修館15253.3%127.9%5133.6%
南多摩15253.3%63.9%6341.4%
両国18863.2%189.6%6031.9%
立川国際14942.7%96.0%4026.8%
三鷹14942.7%117.4%4127.5%
白鷗22962.6%167.0%5825.3%
富士19331.6%84.1%2513.0%
九段14021.4%107.1%3424.3%
大泉19021.1%84.2%2211.6%

主要国立大学:一橋、東工、外語、お茶女、筑波、埼玉、千葉、首都、横国、横市

これを見ると、小石川・両国・武蔵で都立中学御三家なんて呼び方が一部にありますけど、実際は...

小石川>>武蔵>両国・桜修館・南多摩>白鴎・立川国際・三鷹>九段・富士・大泉

と小石川が抜けている状態です。

 

都立全盛時の東大合格ランキング

一方昭和30年代の都立全盛の時代では...

<東大合格者ランキング>

昭和37年(1962年)昭和38年(1963年)昭和39年(1964年)
日比谷184日比谷167日比谷193
西121西134西156
戸山105戸山109戸山110
新宿92新宿96新宿96
小石川73教育大付83教育大付88
麻布72小石川68小石川79
開成67麻布64麻布78
教育大付60教育大付駒場52両国63
両国584856
湘南46両国45教育大付駒場52

小石川と共にトップ10内にいた訳です。

まあこの後昭和42年に学校群制度を導入して、都立高校が凋落していきます。

 

東京都が考える都立高校の位置づけ

この表と現在の東京都の教育施策を合わせると...

・日比谷・西・戸山:進学指導重点校
・新宿:進学指導特別推進校
・小石川:中等教育学校
・両国:併設型中高一貫校

 

東京都としては日比谷・西・戸山・新宿は都立高校として重点化小石川は中等教育学校として、両国は併設型中高一貫校として重点化していく考えがあったことでしょう。

 

進学指導重点校:日本のリーダーとなり得る高い資質をもった生徒に対し、国家や社会に対する責任と使命を自覚させるとともに、思考力、判断力、表現力を鍛え、難関国立大学等への進学希望も実現させる学校

 

また、日比谷、西、戸山、新宿、小石川、両国はいわゆる旧制のナンバースクールでした。

日比谷(府立一中)、西(府立十中)、戸山(府立四中)、新宿(府立六中)、小石川(府立五中)、両国(府立三中)と... 明治大正の東京は東京”府”のため

 

しかし、かつてのレベルとはそのまま比較できませんが、新宿が7校ある進学指導重点校に入る実績を出せてないことに加えて、両国が小石川に比肩できていないのも東京都の目論見と異なっていると思われます。

 

※但し別記事でも取り上げていますが、小石川も両国も高校単体としては進学指導重点校の選定基準をクリアしています

進学指導重点校の選定基準1:センター試験結果(現役)
① 5教科7科目で受験する者が、おおむね在籍者の6割以上
② 難関国立大学等に合格可能な得点水準(おおむね8割)の者が受験者に占める割合、おおむね1割以上
進学指導重点校の選定基準2:難関国立大学等現役合格者数 15人
※難関国立大学等の定義:東大、一橋、東工大、京大、国公立医学部医学科

 

更に両国をはじめとする併設型の中高一貫校は、高校からの入学生がいるため先取り学習など中高一貫校としてのメリットが享受できないことから、高校での募集停止などのテコ入れをする方向です。(詳しくは下の記事参照)

https://toritsu-chugaku.com/heisetsu_teishi/

 

同じ併設型の都立高校でも、武蔵は先取り学習を公言して高校2年次から混成クラスになっていましたが、両国は先取り学習をせず高校1年から混成クラスになっていました。

 

併設型都立中学の改革で両国中学・高校に期待

高校募集が無くなることでやっと他の中高一貫校と同じ土俵に立ちます。

 

両国高校(中学)が持つ、かつての伝統や実績に加えて、今後の改革が期待される併設型の中高一貫校である点からも、都立中高一貫校の中で今後数年間、一番興味を惹かれる学校です。

 

※個人的には校風から...浪人しても東大や医学部に進学というよりも、現役で主要な国立大学の合格者を増やすようになるのかな?と思いつつ...

 

 


Z会

 

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