<都立中高一貫校>塾別合格者ランキングと塾・通信教育の特徴・おすすめ

<都立中高一貫校>塾別合格者ランキングと塾・通信教育の特徴・おすすめ

都立中高一貫校 塾別合格実績ランキング

<2017年度>

2018年度速報はこちらの記事を参照にしてください

塾によりまだ半数程度未公表であること、結果が出ていないので解説はありません

https://toritsu-chugaku.com/2018_sokuho/

塾別合格ランキングからわかること

・大手進学塾だけでなく、enaなど都立中高一貫校の受検に特化した塾

Z会のような通信教育(都立一貫校受検コース)も合格実績を出しています

・大手進学塾では、公立一貫校コースがある栄光ゼミナールは、都立一貫の各校に

まんべんなく合格実績をあげている。一方、サピックス四谷大塚日能研

小石川・両国・武蔵・桜修館など都立一貫校の上位校に強いといえます

・都立中高一貫校の特化型の塾でも、早稲田進学会の小石川早友学院の両国

大原予備校の区立九段など塾の立地に応じた強みを持っています

・通信教育は、Z会の公立一貫校向け対策コースがenaに続く合格実績を持っています

(作文対策など、大手進学塾+Z会(通信)というパターンも多分にあると思われます)


大手進学塾・都立一貫特化塾・通信教育の合格実績が拮抗する理由

合格実績からわかることは、サピックスや四谷大塚など大手進学塾だけでなく

enaなど都立中高一貫校に特化した塾、Z会のような通信教育の三つどもえになっています

都立中高一貫校と同じレベルの私立中学の合格実績ではまず見られない現象です

私立中学では大手進学塾がおしなべて難関校から中位校まで合格者を多数出しています

都立中高一貫校の合格者が大手進学塾、都立一貫校特化塾、通信教育で拮抗しているのには

3つの理由があります

出題範囲・内容が異なるため 都立対策が必要

1. 出題範囲は小学校の教育課程を逸脱しない

公立学校の入学者を決定する検査なので、国立・私立中学の入学試験のような

小学校で習わない事項は出題されません

2. 教科を横断した問題が多い

小学校の教育課程の範囲だからといって単純な問題はほとんどありません

本文・資料やグラフなどを読み解きつつ、いくつかの教科の知識を組み合わせ

ないと回答できない問題が多々あります

3. 記述・作文問題が多い

国立・私立中学の入学試験とは異なり、適性を確認するために、

物の見方や体験から得たものを評価します。そのため作文問題が出題されます

大手進学塾の目標校ではない

まず基本的に、大手進学塾は都立一貫校への合格を目標にしていません

サピックス、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミーなど、

大手進学塾が目標にしている学校は国立・私立の難関校です。

例をあげるなら

男子校であれば、筑波大駒場や開成・麻布・武蔵・駒場東邦

女子校であれば、桜蔭・女子学院・雙葉や豊島岡

共学校であれば、渋谷幕張や慶應中等部・早稲田実業、筑波大付属

上記の学校を目標にしていることは、サピックスのSS特訓、早アカのNNコース、

その他大手進学塾でも学校別対策として特別コースを開設していることからわかります

そうなると、上の難関国立中学・私立中学に入学できなくても、併願した私立学校に入学…

と難関・上位・中位…と合格者を輩出していくため

大手進学塾は私立中学全体での合格実績をあげていくことになります

都立に特化した塾・通信教育の存在

大手進学塾が都立中高一貫校をターゲットから外す中、

一部の塾・通信教育が都立受検対策を強化するようになりました

本科として、作文・記述問題や理数問題など

適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ(適性検査Ⅲ)対策をまとめて実施

・特別コース(単科)として、都立対策に必要な作文や資料・理数問題の個別対策

・学校別もしくは適性検査型の模試の実施

都立中高一貫校受験の特徴として、本科で都立受検を目指す子もいれば、

家庭学習中心+作文コース、大手進学塾+作文・資料・理数コースなど、

それぞれの事情に応じて対応できるのが特色です


学校別 合格実績ランキング

ランキングの注意点

各塾が公表している合格実績を集計していますが、各塾が合格実績にカウントする定義が

塾で異なったり、定義自体を記載していない場合がありますので参考として見てください

各塾の定義については本記事末尾にまとめてあります

小石川中等教育学校

住所:東京都文京区

偏差値(四谷大塚80):男子64:女子64

enaが強いのですが、小石川の特徴として3点あります

1 各塾発表の合格数が定員を大幅に超える(8位までの合計228名)

各塾発表の合格者数が定員を大幅に超えるには、2つのことが考えられます

・繰り上げ合格が多い

繰り上げ合格者は29名であることが以下の教育委員会の発表からわかります

東京都立小石川中等教育学校入学者決定における入学手続人員の誤りについて

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/02/20/01.html

ただ、これでも定員160名+繰り上げ29名で190名弱です

・ダブルスクール

繰り上げ合格者を除いても40名程度オーバーしています

こちらは作文対策や資料・理数問題対策など、小石川対策のために通塾した

ダブルスクールによるものだと思われます

2 四谷大塚やサピックスの合格者が多い

他の都立中高一貫校と比較して、小石川は四谷大塚やサピックスの合格者が目立ちます

これは先の繰り上げ合格者の多さと関連しますが、

2月1日校(開成・麻布・桜蔭・女子学院)、2月2日校(豊島岡)の抑えとして

大手進学塾の成績上位者が、都立中高一貫校トップの小石川を受検しているものと思われます

3 早稲田進学会の強さ

他校の実績と比べ、小石川に早稲田進学会が目立って強いことがわかります

これは、小石川にフォーカスを当てた合格対策講座やそっくり模試をしていることが理由でしょう

これは先のダブルスクールの多さにつながりますが、早稲田進学会の合格対策講座は単発でも受講可能(1回3500円)ですので、大手進学塾に通塾している生徒もダブルスクールしやすい塾といえます

(今年、早稲田進学会の合格実績に定義が書いていません、ただ過去は「合格対策講座」の受講生でした)

白鷗高校附属中学校

住所:東京都台東区

偏差値(四谷大塚80):男子60:女子61

白鷗では、ena、栄光、Z会(通信教育)が強く、続いて都立一貫特化型塾が続きます

大手進学塾(サピックス・四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研)はそれほど強くありません

中高一貫校になり時間も経っているため、都立中高一貫校対策をしている

enaを含む都立一貫特化型塾公立一貫対策コースをもつ栄光、公立一貫対策ができる通信教育のZ会が強いといえます

ただし、今年度から適性検査の方式が変わるため(適性検査Ⅰ・Ⅱ→適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)

変化への対応ができるかどうかで、ランキングに変化が発生すると思われます

両国高校附属中学校

住所:東京都墨田区

偏差値(四谷大塚80):男子60:女子62

両国は、旧制府立三中(一中:日比谷、五中:小石川)の歴史と

私立も含めて、山手線より東側に同レベル以上の進学校がないことから

毎年都立一貫校で一番倍率が高くなります

地元の人気が高く東東京に校舎のある塾、重点がある塾が

大手進学塾含めランキングに入っています

2位に早友学院という江東・葛飾・江戸川・墨田区に校舎がある塾が強いの

(高校の旧学区では、上記の区は全て両国の学区(第6学区)でした)

桜修館中等教育学校

住所:東京都目黒区

偏差値(四谷大塚80):男子61:女子62

桜修館enaが唯一合格実績のトップを取れなかった都立一貫校です

公立一貫対策がある栄光ゼミナールが定員の36%、Z会(通信)が同率36%、

enaが31%と、栄光・Z会・enaの3校の寡占が進んでいます

ただ一方、小石川、両国と同じくサピックスがランキングに入っています

同じく大手進学塾の日能研や四谷大塚も入っており、地元人気を感じさせます

富士高校附属中学校

住所:東京都中野区

偏差値(四谷大塚80):男子57:女子58

偏差値的には、都立一貫校の中で比較的入りやすい富士ですが

enaが48%、公立一貫対策コースがある栄光が定員の24%、Z会(通信)が同率20%

ena・栄光・Z会の3校の寡占が進んでいます

大泉高校附属中学校

住所:東京都練馬区

偏差値(四谷大塚80):男子60:女子60

大泉の特徴として、enaが60%と定員の過半数を超える合格者を出しています

ここまでくると大泉を第一志望にする生徒はenaの選択肢が大きくなってしまいます

また、通信教育のZ会が合格実績の2位になっているのも特徴です

南多摩中等教育学校

住所:東京都八王子市

偏差値(四谷大塚80):男子58:女子60

南多摩では、enaが60%と定員の過半数を超える合格者を出しています

大泉と同様、南多摩を第一志望にする生徒はenaの選択肢が大きくなってしまいます

また、通信教育のZ会が合格実績の2位になっているのも特徴です

立川国際中等教育学校

住所:東京都立川市

偏差値(四谷大塚80):男子57:女子59

立川国際の特徴として、enaが60%と定員の過半数を超える合格者を出しています

大泉や南多摩と同様、立川国際を第一志望にする生徒はenaになってしまいます

また、通信教育のZ会が合格実績の2位になっているのも特徴です

武蔵高校附属中学校

住所:東京都武蔵野市

偏差値(四谷大塚80):男子61:女子64

武蔵の特徴として、enaが定員の67%を占めていますが、

日能研・ワセアカ・栄光・四谷大塚など

大手進学塾が10%前後で続いているのが特徴です

武蔵を含め、小石川・両国・桜修館の都立中高一貫上位校には、同じ傾向があり

enaなどの都立一貫特化塾だけでなく、複数の大手進学塾もそれなりに

実績を残しています

また、地場の都立一貫特化塾 早稲田進学会も10人の合格者を出しています

三鷹中等教育学校

住所:東京都三鷹市

偏差値(四谷大塚80):男子58:女子58

三鷹も学校が近い武蔵と同じ傾向があり、enaが61%を占めていますが、

栄光・四谷大塚・早稲アカなど大手進学塾が10%前後で続いてます

また、地場の都立一貫特化塾 早稲田進学会も8人の合格者を出しています

武蔵と異なるのは、Z会(通信)の合格者が目立って多いことです

ダブルスクールの線もありますが、近所の武蔵より入りやすいので、通信のみの生徒も多いと思えます

(区立)九段中等教育学校

住所:東京都千代田区

偏差値(四谷大塚80):男子58:女子60

enaが34%を占めていますが、都立一貫に特化している同じ千代田区の

大原予備校が35人・24%を占めていることが特徴です

公立一貫校コースのある栄光、四谷大塚・日能研・ワセアカと大手進学塾が続きます

合格実績の注意点

掲載している塾別合格実績ランキングには以下の注意点があります。

30名以上の合格実績のある塾・通信教育をピックアップしています

各塾により合格者にカウントする基準が異なります、詳しくは記事末尾を参照してください

空白箇所は合格者がいないもしくは実績として掲載していない場合です

塾により合格者にカウントする定義が異なったり、定義自体を掲載していない場合があります

<各塾の合格者の定義>

空白は定義の記載がなかったものです

  合格者の定義
SAPIX サピックス小学部では、内部生手続きを行い、継続的かつ平成29年1月まで在籍した生徒のみを合格実績として掲載しております
四谷大塚 四谷大塚ネッットワーク(四谷大塚・Ytnet・四谷大塚NET)に継続的に在籍し、四谷大塚が開発した教材及び教育システムで学習した生徒を対象として集計しております。なお、講習生や公開テスト生などは、一切含まれておりません
日能研
早稲田
アカデミー
早稲田アカデミー・国研・SPICA・MYSTA・早稲田アカデミー個別進学館、及び早稲田アカデミーシンガポール校に、塾生として正規の入塾手続きテストのみを受験した生徒、夏期合宿・正月特訓・その他選択講座のみを受講した生徒は、一切含んでおりません
栄光
ゼミナール
合格者は栄光ゼミナールに通われた生徒であり、講習生・テスト生は一切含まれておりません
ena enaでは10時間以上の指導実績のある生徒のみを合格実績にカウントしています。マイスクールenaからの合格者も含みます
早稲田進学会
大原予備校
早友学院
Z会進学教室 小6公立中高一貫校受検コース 本科1月度在籍者
Z会(通信) 合格者数は、通信教育受講生、教室本科生、および提携塾のZ会講座受講生、市進の共催講座(合格サクセスロード)受講生の集計です
進研ゼミ 小学5・6年生時に、「進研ゼミ小学講座」に3か月以上在籍、「作文・表現力講座」を2回以上受講、「公立中高一貫校受検講座」を3か月以上受講、または小学4〜6年生時に「考える力・プラス 中学受験講座」を3か月以上受講、のいずれかに該当するかたで、公立中高一貫校に合格したかたの人数です

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