<先生向け>都立中高一貫校の受検(受験)用 報告書の書き方

報告書とは

都立(公立)の中等教育学校・高校付属中学校、いわゆる都立中高一貫校では入学者の決定に際して、受験ではなく受検(どちらも読みは”じゅけん”)が行われます

合格者の決定は、適性検査と言われるペーパーテストとここで紹介する報告書総合成績で決まります

報告書は主に5年・6年次の各教科の成績を点数化したものと「小学校でどのような活動をしてきたか」について書かれています(こちらは点数化されません)

各校の適性検査・報告書の配点割合

総合成績における報告書の配点割合は各校で異なりますが、最低でも全体の18%、最高では30%になります。つまり都立中学の受検においては、5・6年の各学年の成績がそれぞれ9%から15%の重みを持つことになります

(小学校の内申が受験にリンクしない国立中学・私立中学とは対照的です)

<各校の報告書の配点割合>

桜修館:30%  小石川・武蔵:25%

白鷗(白鴎)・両国など:20%  富士:18%

それぞれ受検(受験)に大きな影響を及ぼすことになります

報告書の様式

東京都が定めた様式小学校児童指導要録に沿って記入することになります

この記事の最後に様式へのリンクがありますのでご利用ください

報告書の書き方と注意事項

報告書は、東京都所定の用紙により要領に沿って作成をします。1から8までの項目についてそれぞれ必要事項を記入し、記載者の私印及び小学校の校長の公印を押してください。作成後、厳封の上、志願者に渡してください

<報告書の注意事項まとめ>

<氏名・フリガナ>

氏名の文字は、住民票に記載されているものを使用します。ただし、住民票に記載している文字が常用漢字表外字の文字である場合、その文字を常用漢字で代用しても差し支えありませんが、入学願書、受検票及び報告書の表記は統一すること(例:澤-沢、邊-辺)

<転入学欄>

該当のない場合は、斜線を引くこと

<観点別学習状況>

小学校学習指導要領に示された各教科の目標に照らして、その実現状況を観点ごとに評価し、A、B、Cの記号により記入します。この場合、「十分満足できる状況と判断されるもの」をA、「おおむね満足できる状況と判断されるもの」をB、「努力を要する状況と判断されるもの」をCとします

<評定>

各教科の学習の状況について、小学校学習指導要領に示された各教科の目標に照らし、その実現状況を総括的に評価し、3、2、1の3段階で記入する。この場合、「十分満足できる状況と判断されるもの」を3、「おおむね満足できる状況と判断されるもの」を2、「努力を要する状況と判断されるもの」を1とする

<総合的な学習の時間の記録(第6学年)・外国語活動の記録(第6学年)>

小学校学習指導要領に示された目標に基づき、第6学年の学習活動及び各学校が定めた評価の観点を記入した上で、それらの観点について、童の学習状況の特徴的な事項を記入するなど、児童にどのような力が身に付いたかを文章で記述する

<特別活動の記録>

第5学年と第6学年の特別活動における児童の活動について、内容ごとにその趣旨に照らして十分満足できる状況にあると判断される場合には、○印を記入する

<行動の記録>

第5学年と第6学年の各教科、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動、その他学校生活全体にわたって認められる児童の行動について、項目ごとにその学年別の趣旨に照らして十分満足できる状況にあると判断される場合には、○印を記入する

<出欠の記録>

出欠の記録の第5学年の欄には、第5学年の4月1日から3月31日までの期間について、第
6学年の欄には、第6学年の4月1日から12月31日までの期間について記入する

(1) 出席しなければならない日数
授業日数から出席停止・忌引等の日数を差し引いた日数を記入する

(2) 欠席日数
病気又はその他の事故で児童が欠席した日数の合計を記入する

<総合所見>

児童の成長の状況を総合的に捉えるため、以下のような事項などを記入する

(1) 各教科や外国語活動、総合的な学習の時間の学習に関する所見

(2) 特別活動に関する事実及び所見

(3) 行動に関する所見

(4) 児童の特徴や特技、内外におけるボランティア活動等社会奉仕体験活動、表彰を受けた行為や活動に関する所見

(5) 児童の成長の状況に関わる総合的な所見

報告書作成上の留意点

(1) 志願者が在学している小学校の教職員が記載者となる

(2) 記載者以外の複数の教職員が小学校児童指導要録と照合し、確認する

(3) 原則として小学校児童指導要録の記入方法に従うものとする

(4) 第5学年の欄については、小学校児童指導要録に基づいて記載する

(5) 第6学年の欄については、第一学期及び第二学期の評価等を十分参考として平成29年12月31日現在における児童の評価等を記載する

(6) 字句を訂正したときは、公印を用いてその旨を明らかにする

(7) 小学校長は、次のア、イ又はウの場合、報告書の一部を作成しないことができる

ア 平成28年4月1日以降帰国し、編入学した者については、報告書の所定の欄のうち記入できる事項についてのみ記入する。各教科の学習の記録欄への記入又は現地校の成績資料の写しの添付が不可能な場合は、その旨を明らかにした理由書(様式任意)を提出する

イ 小学校の特別支援学級(固定)在籍者については、報告書の所定の欄のうち記入できる事項のみ記入し、記入できない欄については斜線を引く。この場合、不足する記録に関わる資料の写しを提出する

ウ 出席日数が少ないため、参考にできる資料等を活用しても観点別学習状況の評価を行うことができない場合、また、評定を行うことができない教科がある場合、報告書の所定の欄のうち記入できる項目についてのみ記入する

この場合、小学校長はその旨を明らかにした理由書(様式任意)を提出する

(8) 記載後、記載者は私印を押し、当該小学校長は報告書の記載内容を確認の後、公印を押し内容を証明する

(9) 学校コードは、東京都の公立小学校のみ記入します。学校コードは、東京都教育委員会のホームページで確認できます

東京都教育委員会ホームページ > 学校一覧 > 平成29年度東京都公立学校一覧)

(10) 訂正がある場合は訂正箇所を二重線で消し訂正事項を記入し、校長私印を押印します。余白に「○○字削除 ○○字加入」と訂正字数を明示し、公印を押印します

報告書様式へのリンク

東京都教育委員会

「平成30年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定に関する実施要綱・同細目」報告書(様式3)について

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/30nyusen/30youshiki3.html

参考記事:<都立中高一貫校>報告書の特徴・内容と対策(1)

https://toritsu-chugaku.com/houkokusyo/

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