<都立中高一貫校>都立中学と私立中学の学費を比較する

<都立中高一貫校>都立中学と私立中学の学費を比較する

都立中学と私立中学ではいくらかかるのか

最初に、中高通じた6年間での授業料や学費を考える上で、高校の学費は都立と私立の差が縮小する流れになっています

<私立高校の授業料無償化が進む>  東京都では、年収760万円未満の世帯に都内私立高校の平均授業料である44万2千円を上限に補助しています。つまり納入金の一番大きな割合を占める「授業料」は、実質無償化されています。東京都に15万人いる高校生のうち、約3割が対象になります
ただ中学校においては、公立・私立間での学費(納入金)の差は依然として大きいです。義務教育として公立中学が整備されているので、私立に行くのはゆとりがある世帯であり、国や都の補助が必要ないという位置付けです
では具体的に、都立中学を含めて、公立・私立中学の学費(納入金)はどのぐらいかかるのでしょうか?
一番費用が発生する初年度(1年生)の費用について資料に基づき、できるだけ具体的に比較していきます

私立中学 初年度に払う学費まとめ

 都内の私立中学における初年度の納付金平均は、945,193円、約95万円です

これは授業料、入学金、施設費などの合計です

含まれていないものとしては、

制服・カバン・体操着・帽子などの学校指定用品(10-15万円)

に加えて、私立ならではの寄付金や学債があります

怖いのが寄付金ですよね。寄付金についていくらかかるのでしょうか?

私立中学の寄付金について

 都内の私立中学における寄付金平均は、146,566円、約15万円です

東京都が発表した<平成28年度の都内私立中学校の学費の状況>という資料から

都内の私立中学校 182校の内、

寄付金を募集 83校(46%)、学校債を募集 7校(4%)

だいたい半数の私立中学は寄付金を募集しています

また、募集している学校は比較的伝統ある進学校や付属が多く見受けられます

<寄付金募集校例>

男子校:開成、麻布、早稲田、海城

女子校:桜蔭、女子学院、雙葉、聖心

共学校:慶應中等部、早実

<寄付金募集 平均額>

 寄付金 146,566円 学校債 135,714円

都内私立中学校 初年度支払い金合計 125万円

内訳 納付金:95万円 学校指定用品:15万円 寄付金:15万円

<平成29年度 都内私立中学校の学費の状況:東京都>

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/12/14/14.html

<平成28年度 都内私立中学校の学費の状況:東京都>

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2015/12/60pcg200.htm

都立中学(都立中高一貫校) 初年度に払う学費まとめ

都立中学の初年度の学費は、学校徴収金+学校指定用品の合計になります

授業料や入学金はありません

詳細については、公開している学校が少ないので、資料がまとまっている両国高校付属中学校をベースにまとめます。但し両国は海外の語学研修の積立があるため都立中高一貫校の中では高額です

<諸費用の概算について(中学):両国高等学校付属中学校>

http://www.ryogoku-fuzoku-c.metro.tokyo.jp/site/zen/content/000027107.pdf

学校徴収金

都立中学における初年度の学校徴収金は、368,540円、約37万円です

学校徴収金のうち、学年積立金(学年教材費)は、教材・教具や実習材料、修学旅行・遠足などに使用します

両国中学では海外への語学研修の積立があるので都立の中でも比較的高額な学年積立金を徴収します

<学年積立金(学年教材費)> 1学年 305,000円

<生徒会費> 3,000円/年

<後援会費> 3,300円/年

<給食費> 1学年 57,240円1年間360円×159回(平成26年度単価))

この他にも教科によっては、実費がかかることがあります

学校指定用品

 都立中学の学校指定用品 合計は、67,964円、約7万円です

学校指定用品(平成26年度の例)

<制服>

・男子 約 36,000円(冬上下・夏ズボン)

・女子 約 42,000円(冬上下・夏スカート・リボン) ベスト(5,250円)は任意

<体操着> 約 11,900円(トレーニングウエア・ハーフパンツ・半袖シャツ)

<体育館履> 3,085円

<上履> 2,777円

<指定通学カバン> 4,500円

<水着>

・男子 ハイゲージ1,337円 トランクス1,851円

・女子用3,188円

・水泳帽514円

その他 部活動にかかる費用(用具代・ユニフォーム代等)など

都立中学校 初年度支払い金合計 44万円

内訳 徴収金:37万円 学校指定用品:7万円

公立中学 初年度に払う学費まとめ

公立中学における初年度の徴収金平均は、75,699円、約8万円です

内訳としては、教材活動費、クラブ活動費、儀式・学校行事、遠足・移動教室・修学旅行、学校給食、生活・進路指導、安全といった費用になります

含まれていないものとしては、

制服・カバン・体操着・帽子などの学校指定用品(6-8万円)

があります

合計すると…

公立中学校 初年度支払い金合計 16万円

内訳 徴収金:8万円 学校指定用品:8万円

<平成28年度保護者が負担する教育費調査報告書:東京都教育委員会>

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/administration/statistics_and_research/expense_per_student/files/report2016/all.pdf

まとめ

初年度にかかる総費用を試算した結果、私立中学は都立中学より80万円近い費用がかかることがわかりました

初年度費用まとめ

私立中学 124万円(都立比+80万円)

都立中学 44万円

公立中学 16万円都立比▲28万円)

比べてみると、私立の負担感が想像以上に高いことがわかります

月平均すると、都立は月4万円弱と普通に小学校時の塾通いと同じ負担感ですが、私立になると月10万円強になり、学費の負担が重く感じる世帯も多いのではないでしょうか

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